FC2ブログ

相模原市・町田市の住宅情報フォレストホームです。

一戸建ての工法を知ろう
2007 / 04 / 10 ( Tue )

一戸建住宅を建てるときによく知っておきたいことがあります。それは「住宅の工法」。
一見同じように見える建物でも、工法はさまざま。いくつか種類があるその工法には、それぞれ特徴がありますが、案外知られていなかったり、誤解されやすい特徴がたくさんあるのです。もし自分が「○○工法で建てたい」と思っていても、敷地の条件が合わなければ建てられない工法もあります。ずいぶん時間のかかる工法もあれば、早くできる工法もあるのです。

工法が違うことで、造り方や工期、自由度までかわってきます。自分に合った快適な生活を送るためには、工法の特徴をあらかじめよく理解しておくことが、その第一歩。
一戸建住宅では、おもに木、鉄、コンクリートなどの材料が使われます。工法は、これら使われる材料によっていくつかの種類に分かれます。それぞれの特徴をみていきましょう。


日本の伝統的工法の木造軸組工法(もくぞうじくぐみこうほう)
日本の伝統的な工法。上部の構造体を支える「柱」と、重量を支える「梁」を組み合わせて造る工法で、日本で最も多く採用されています。
造り方は基礎、骨組み、屋根、外壁、内装といった順に外側からふさいでしまい、まず先に雨をしのげるようにするのが特徴。
雨の多い日本の気候には、この建て方がとても合っているのです。建設中に雨がふっても仕事がすすめられるだけでなく、中に雨が入りません。仕上がった材料をぬらすこともなく、性能を低下させるようなこともないので安心です。
天然素材の木をふんだんに使うこの工法のポイントは2つ。シロアリに対する薬剤処理をきちんと行うこと。腐りにくい木材を使うこと。それで建物を、より長持ちさせることができます。

ところで、木造は「火に弱い」と思われがち。実は、そうでもないのです。木はある程度の厚さや太さがあれば表面が焦げるだけで、それ以上はなかなか燃えません。それは木の表面が炭化する(炭となる)ことで、木材が燃えにくくなるため。この性質が、家を火事による倒壊から一定程度守ってくれるのです。
まだまだ大工さんの腕にたよるところが大きいこの工法。ある程度大工さんの技能を必要とし、工期も長めなのが難点でしょう。

木造軸組工法




 


海外から来た2×4(ツーバイフォー)枠組壁工法 (わくぐみかべこうほう)
ツーバイフォー工法とは、おもに構造材として使う骨組みが2インチ×4インチの柱の断面寸法で造る工法をさします。北米の伝統工法で、部位によっては2×6、2×8、2×10といった寸法の骨組みも使われています。
造り方が単純で地震や台風に強いのが特徴。これらの骨組みと合板をあわせてできたパネルを、1階床、1階壁、2階床、2階壁と木の箱を造るような感じで組み立てていき、最後に屋根をふさぎます。
壁で支えて地震に耐える壁構造のため、壁に大きな窓をとりづらく風が通りにくい場合が。小さく細長い窓を採用するとよりおしゃれな感覚を演出することができます。

湿気がなく、雨も少ない北米の気候風土に最も適した工法。水分を吸収しやすい合板を多く使い、屋根を最後にかけるこの工法では、工事中の雨が木材に浸透して蒸発しにくくなり、性能を低下させてしまう場合が。湿気や雨の多い日本では、雨の少ない時期を見計らって工事することが建物を長持ちさせるポイントになるでしょう。
木材の加工は比較的単純なので、特別な技能を必要とせず、木造軸組工法に比べて工期が短めなのがメリットです。




 


2×4(ツーバイフォー)枠組壁工法


ツーバイフォーを進化させた木質パネル工法(もくしつぱねるこうほう)
構造上大事な壁や床などを、骨組みごと工場であらかじめ生産し、現場で組み立てる工法。使うおもな材料が木材なので木質、と呼ばれます。
工場生産する部材が多いため施工精度が高く、現場での作業手間を減らせます。

基本的な造り方はツーバイフォー工法と同じですが、この工法では工場であらかじめ壁の中に水分を嫌う断熱材を入れます。そのため、工事中の雨が建物の性能を著しく低下させてしまう場合も。
また、くぎが多く使われるツーバイフォー工法と違い、接着剤を多く使用。この接着剤が固定する力はとても大きく、くぎの倍以上の力がでます。工期が短めで、特別な技能を必要としないのもメリットですね。




 


木質パネル工法


工場生産型住宅、鉄骨パネル工法(てっこつぱねるこうほう)
C型の断面をした比較的うすめの鉄骨をおもな骨組みとした造り。工場で材料のほとんどを造ってしまう工法です。
この工法には、木造軸組工法と同じ「柱」と「梁」を組み合わせて造る軸組構造と、骨組み自体を壁の中に埋め込んでパネル化し、壁で支える耐力壁構造の2種類があります。
鉄骨は木材と違い、反りや狂いが少ないので、製品や部材の品質はあまりばらつきがありません。組み立ても、ボルトやナット締めになるので技能に左右されにくく、品質が安定しているのがメリットでしょう。

ところで、「鉄は火に強い」というイメージはありませんか?実は、鉄も火に弱いのです。
鉄は熱を加えると急激に力を弱め、大きな柱でも建物を支えることができずに曲がってしまい、突然くずれてしまうことが。この特徴を知っている消防隊員さんは、かえって鉄骨造のほうが消火活動に気を使うようです。




 


鉄骨パネル工法


工期が最も早い 鉄骨ユニット工法(てっこつゆにっとこうほう)
ユニットとは、あらかじめ工場で鉄骨の骨組みごと造り上げた部屋のこと。この部屋自体を現場で積み上げていく工法が、鉄骨ユニット工法です。
この工法は骨組みだけではなく、窓や仕上げまで工場生産してしまうのが特徴。
工場生産の比率が高いので品質のばらつきが少なく、現場作業が最も少ない工法です。そのため天候の影響も受けにくく、工期が最も早く、建替えのときなど、仮住まいの費用が少なくてすむのはメリットでしょう。

部屋ユニットは、工場から直接現場まで運ばれます。トラックに積まれた部屋ユニットは、歩道橋や信号機などにぶつからないようにするため、高さや幅に制限をうけます。部屋の天井高が高くとれない場合もあるでしょう。また、現場の道路が狭いときにはユニットをつり上げるクレーン車が入れない場合もありますので、搬入経路を含めた道路の広さを確認しておくことが大切です。

鉄骨ユニット工法




 


 


外壁が特徴の鉄骨ALC工法(てっこつえーえるしーこうほう)




H型の断面をした、やや厚めの鉄骨をおもな骨組みとした造り。軽くて厚みのある軽量コンクリート板(ALC板)を、床や壁に使う工法です。
ALC板とは、セメントと骨材などを混ぜ合わせて発泡させ、重量を軽くした軽量コンクリートのこと。ALC板は火や熱に強く、また音をさえぎる性能が高いため、住宅だけでなく、さまざまな分野の建物にも、多く採用されているのです。
ALC板の内部には、重量を軽くするため内部に連続したたくさんの気泡があります。そのため水分を吸収しやすいのですが、水分を吸収したALC板は性能が低下してしまいます。外部の防水の仕上げがとても重要。
工期はそれほど短くない工法です。
鉄骨ALC工法


コンクリート(工場生産)パネル工法
あらかじめ工場生産された床・壁コンクリートパネル(板)を、現場で組み立てていく工法。現場で作るコンクリートに比べ、工期が短くなるほか、品質が安定しています。
引っ張る力に強い鉄筋と、押される力に強いコンクリートのそれぞれの長所を合わせて、より強度を高めた構造。耐震・耐火・耐久性がよく、遮音効果も高いのがメリットです。

ところで、コンクリートというとシロアリなどの被害とはまったく無縁のように思われませんか? 実は、シロアリがよってくる可能性があります。シロアリは木材だけでなく、住宅の断熱材としてよく使われる発泡スチロールが大好物。発泡スチロールを断熱材として使った建物なら、どんな建物でもシロアリはやってくるのです。コンクリート工法とはいえ、シロアリに対する処置をきちんとしておかなければなりません。
他の工法に比べて建物の重量が重たいため、ある程度の地盤の強さも必要。地盤のよいところでも基礎に費用がかかることもあり、建築費は高めです。
コンクリートパネル工法




 


いかがでしょうか?工法にはたくさんの種類があり、一般的に知られている特徴だけでなく、案外知られていないことがたくさんあることがおわかりいただけましたか?
どの工法がすぐれている、ということはありません。「どの工法が自分の条件や希望にあっているか」という見方で工法を選ぶことが、快適に満足して暮らせるための重要なポイントです。

スポンサーサイト



テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

07:56:29 | 住宅情報 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<お得な住宅ローンの選び方!! | ホーム | 今は買い時か?>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://foresthomesagamihara.blog75.fc2.com/tb.php/24-8329905d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |